矯正歯科
歯並び(出っ歯や八重歯など)はなぜ治すの?
今、鏡に映っているあなたの歯並び(かみ合わせ)は、本当に正しい歯並び(かみ合わせ)でしょうか?正しいと思っているだけではありませんか?
矯正歯科に来院する患者様の多くは「見た目」を気にしていらっしゃいます。歯のガタガタや歯の出た感じを気にしている方が多いようです。そんな方でもお口の中をのぞいてみると、見た目の問題ばかりでなく、多くの機能的な(物をかむ、発音する)問題があるか、将来問題を引き起こしてしまう場合が多いのです。歯並びを治すことは美しい笑顔や心の健康(コンプレックスの解消)を手に入れることはもちろんのこと、おいしい食事を楽しむため、1本1本の歯を長生きさせるためにも必要なことなのです。
いつから始めればいいの?いくつまでできるの?
矯正治療を始める時期は、患者様のかみ合わせの状態によって異なります。お友達が誰もやっていないから、まだ早い、なんて思わないで下さい。かみ合わせはその方だけのもの。お友達のものとは違います。早い時期に相談してみましょう。
一方、矯正治療に年齢の上限はありません。60歳になる患者様も治療に通われていらっしゃいます。「奥歯がないからもうだめだ、前歯がさし歯だからできないだろう」そう思っている方も一度相談にいらして下さい。いろいろな方法で治療することが可能です。
矯正歯科ってなに?
矯正しないとどうなるの?
不正咬合をそのままにしておくと、
・食べ物がよく噛めない。
・ことばが明瞭でなくなる。
・むし歯になりやすい。
・歯槽膿漏になりやすい。
・口臭の原因になる。
・アゴの関節に負担をかける。
・歯を折ったり、ケガしやすい
などの問題がでてきます。
また不正咬合を治すことで、自分の容姿に自信が持て、今までのコンプレックスを解消できることも、重要なことのひとつです。
治療の流れ
1日目
歯並びやかみ合わせについてお口の中の写真を撮り、お話を聞かせて頂きます。
2日目(1日目)
患者さんの診断や治療計画の立案に必要な模型の型どりや写真、レントゲンの撮影。
3日目
歯並び、かみ合わせの問題点をお話して具体的な治療方法、治療開始時期、使用する装置について説明いたします。
4日目
歯のクリーニング、歯石の除去、装置の準備をいたします。
5日目
矯正治療のデメリット
矯正歯科治療は、顎や歯を動かすことによって歯並びを整え、咬み合わせを改善することで、健やかな人生を送っていただくためのものです。
しかし、治療のデメリットもあることを理解していただかなくてはなりません。
一般に以下のことが挙げられていますが、治療を受けられる年齢や時期によって異なりますので、実際に矯正歯科医を受診され詳しくおききになられ、矯正歯科治療を受けるかどうかお決めになることをお奨めいたします。
少しずつ顎や歯を動かすために、長期間の治療となる。
保険が適用されず、自費すなわち患者さんの全額負担となるため、高額になることがある。
装置を装着するため痛みや圧迫感があり、ストレスとなる場合がある。
やむを得ず、健康な歯を抜くことがある。
抜歯について
1、歯が大きくあごが小さい
2、上顎と下顎の位置や大きさの不調和
3、口元の突出感
良い咬み合わせは、口の中を健康に保つために必要な条件のひとつです。
悪い咬み合わせ(不正咬合)を良い咬み合わせにするために、矯正歯科治療が必要なのです。
良い咬み合わせを獲得して、虫歯や歯周炎、顎機能異常などの疾患の発現を予防してゆきましょう 。